混沌の時代の自由討論会

混沌の時代における政治や社会などの議題に関する自由討論会です。参加者募集中の共用ブログ。

極右への批判を、排外主義のみに矮小化する事なかれ

  暑中の激務のお疲れが出やすい時期かと存じます。ご健康には一段とご留意ください。私は運が良い事に、今まで子供の時分に、おたふく風邪にかかった時以来ほとんど病気という病気はなく同僚や家族が次々とかかるなか何とか今もコロナウイルスで陽性だった事はありません。ただ今年の夏は仮にも外仕事ですので、非常に大変でした。産業構造について重要な転換期が来ていますが新技術の開発もままならないまま、なし崩しであれば、この地球灼熱化とも言える猛暑を毎年経験しなければならないと思うと、私個人としてはグリーンレフトの勢力が少しでも良いから発言権を得てほしいと思いますが、その界隈でも何だか財政の話ばかり。世界大会が行われており、当然日本の代表団も派遣されていますが結党以来の運営委員より、グレタ•トゥーンベリに憧れて単独で行動を起こす若き環境活動家に託したくなる思いもあります。

 

 ドイツの極右AfDも、日本の報道ではナチズムの復活のような事が言われますが世界中で巻き起こっている「ニューライト」運動は過去を肯定するより過去は現代に対して、悪だと言える部分があったのか?という主張であり、各国の極右運動はもっと多角的で複雑なイデオロギーのなかまとまる時はまとまる。そうでない時は、現在の自民党のような権力闘争を行います。そして西欧の極右の例は、人種差別的な主張で一定の議席を獲得すれば、フランスのFNやAfDのようにソフト路線を導入します。実際あAfDは綱領の変更に手をつけていますが、最右翼を中心に反発を強めています。事実イタリアで政党「イタリアの同胞」が今までの極右路線を転換し、現実路線に変えているのだから、私は神谷宗幣ら党の運営者達はそれほど愚かではないと思います。彼らに議会の答弁能力は低いものと推定されますが、最初は極右路線を取りながら徐々に軟化していくでしょう。その時が1番怖いです。一定の知名度を得た極右勢力は、最後は本気で政権を狙っていくのだから。彼らが政治の主導権を握った時は彼らがホームページ上で唱える「新秩序」が始まるでしょう。その時になったら一体、どう言った制限があるのか彼らの手の内が分からないので、予測しかできません。

 

 彼らの演説を聞いていると確かにオーガニック栽培など食べ物の話が多いですが、その中では「現在の金融資本主義を転換し、実業で働く労働者が報われる社会にしよう」「株主の利潤追及だけが目的の企業は退場してもらおう」「自然を無視した経済成長政策はやめよう」「親と子供が触れ合う時間を増やそう」「GAFAMに依存するのではなく、日本のIT政策を目指そう」という左翼陣営も今まで訴えてきた内容でした。ただこれらが日本人限定のものか、実は富裕層限定なのか、同化政策を受け入れた外国人もこの恩恵を受けられるのか?現在の参政党執行部は中々答えが出ないでしょう。実際、あくまで噂ですが一部の極右的な政策を緩和し党員獲得を示すのが執行部の方針でしたが、一気に注目を浴びて増えた新規党員の反発もあり政策転換を先延ばしにしたという事もあったそうです。あくまで噂です。急に現れた参政党に対して組合もまずは距離を取ることを優先しています。

 

 参政党のホームページを見てみると、やはり世界秩序の転換、これまでの枠組みの変化など体制の変換を訴える事が多いです。トランプ派がワシントンを変えると宣言したように、欧州極右がEUの支配からの脱却を訴えたように、彼らのみる世界線については現体制の転換が挙げられると思います。マルクスは資本主義体制を単なる経済システムだけではなく、社会秩序そのものであると言いました。こうしてマルクス死後も150年生き続けた自由主義型資本主義を根本的に変えたいと考える組織がついに日本にも誕生したとの思いです。各国の同志達が労組支部に極右支持者が襲撃している事件は多発しています。だから手ぐすね引いて待っていた部分もあります。最初参政党の躍進について、あれやこれや考えた部分がありますが彼らがガードを上げている部分を攻めても、極右は倒せないです。この辺りは一応明日投稿予定であるnote「革命組織 参政党」にて極右の攻略法も考えてみました。極右を倒すには、自民党とまた違う戦術が必要です。共和党がトランプ派に乗っ取られ、AfDがCDUと妥協しようとし、フランス共和党がFNと選挙協力をしようとした形跡がある以上、私は徹底的な社会改良から民主社会主義の日本なりの人民戦線の社会像を目指してほしいです。議席数が少ない以上、さらに新自由主義的な維新、国民民主党を乗っ取ってしまった玉木分派とも多数派形成をする動きがあるかもしれないですが、それは悪手である「革命政党 参政党」には飲み込まれていく運命だと思います。左派として、ドイツ社会民主党フランス社会党だけでなく世界各国アジア、アフリカも極右の台頭に苦しむ左派がいます。彼らと連携し、新自由主義を打ち破った時、資本主義の矛盾が急速に弱まり、それが極右の地盤沈下に繋がります。

 

 参政党ないし、各国極右の排外政策、移民攻撃政策について、私は先日参政党の演説会に行ってみました。結局上記の通り、移民政策はそこそこにして、後はいわゆる反グローバリズム批判ばかりでしたが、彼らが演説に出す排外主義は私は打ち上げ花火に過ぎないと思いました。とりあえず大きな花火を打っておけば、周りにいる支持者は納得をする。後はワクチンの話だったりオーガニックの話だったり。その後党員は街の清掃ボランティアを行いました。確かに周りの党員は気が立っており、不逞外国人を許すなみたいな事を言っていましたが、その話は最初の数分ぐらい。みなさん意見が様々あると思いますが少なくとも日の丸掲げて威圧していたのは党員であり、幹部連は「極右」と言われる事を恐れ、そうしたものを主軸に据えないという意思が感じられます。だからこそ、左翼陣営はそこにしか目に見えないと左派の政策を擬態している参政党の政策におざなりになり、有効的な一打を打つ事が難しくなると考えます。現在の資本主義は修正するにしても、微修正では格差は益々拡大し、その根本から変える事が必要です。少なくとも助長するような新自由主義は埋葬され、どこまで残し、どこを変えていくのかという議論があります。これに対しては温度差あるでしょう。極右が好き勝手に変えるぐらいなら、左翼陣営はどのような未来があって社会像があるのか?問われてきます。極右の革命について、左翼陣営はどれだけ革新理論を有権者に訴えることができるか?「関ヶ原」は今始まっています。