古寺多見(kojitaken)が開設した「混沌の時代の自由討論会(仮称)」です。
「万人の万人に対する闘争」状態を思わせる混沌の時代における政治や社会に関して自由な討論を行うことを目的とする共用ブログです。
『kojitakenの日記』のコメント欄にて、立憲民主党の右派支持層に属すると自認されるid:HRK-Unidonさんから活発なコメント欄への投稿があり、それに対するコメントをid:Pontarou0608さんからいただいています。以下に紹介します。
以上のご説明ですが、たいへんな労力がかかりそうな上(上記コメントをいただいて以来既に6日が経過しています)、非常な長文の記事になると思われます。
以下、コメント欄をそのまま引用します。最初は古寺多見自身のコメントで、それに対する返事をUnidonさんからいただきました。
id:HRK-Unidonさん>
コメントありがとうございます。一点だけ。>・酒井議員が抱える東京15区(小選挙区)で、酒井vs大空の一騎打ちとなった場合の須藤票争奪戦(共産票上乗せ分は確かに大きいが、それ以上に極中道の票田が大きい地域)
純粋にリベラル・左派対保守の対決になったら酒井氏に勝ち目はありません。しかし江東区においては保守が必ず分裂するので、高野勇斗都議を中心とする立民陣営はその分裂した自民党反主流側を取り込む戦略を立てています。前回は木村家の票が乗った上、柿沢家の票ももともと乗っているために辛くも勝てました。
この対立構図において、敵方のバックには萩生田光一がいて、排外主義は彼らに加えて自立以外に選挙に必ず出てくる第三極の保守が持っていくので、酒井陣営が排外主義の票を取り込もうとすることのメリットは全くありません。それをやると酒井議員たち立民がどういう社会を目指すかがはっきりしなくなるので、致命的であるとさえ言えます。
木村家は都議選では民民から立ったので立民の千葉早希恵候補は非常に苦しい戦いを強いられると思いますが(このあたり、千葉氏は運が強くない政治家だと思います)、いちおう民民は立民議員がいる選挙区には(今のところ)立てないので今後も衆院選では木村家の票もあてにしなければなりません。しかし木村家は同じ自民党系であっても排外主義系ではないとみられます(排外主義系は「江東三国志」の他家、特に山崎家が持って行っています)。
表自系関係については私が全く疎いところですので、コメントをお待ちしています。
ついにレポートは1万字を超えるとのことです。さらなるコメントもいただきました。
昨日、当該レポートについて熟考しました。
まず本多平直氏の発言について
・そもそも本多は「14歳と性交」発言はしてないと主張し(但し「14歳と恋愛」発言はしたと当初から認める)、21年5月10日のWT報告書でも認定されていない(ソース:本多平直の意見書)
・「例外事例としても不適切な発言」と判断した福山哲郎が、21年6月7日、本多平直に対し(「14歳と性交」発言をしたと認めさせる代わりに)厳重注意程度で済ませようとした(22年1月13日、本多平直のツイート)が、21年6月8日の酒井氏による批判などにより処分が著しく厳格化することとなった
・仮に本多が「14歳と性交」発言をしていたとしても、当該会議に出席した岡本章子議員が「上記さまざまな事例を出しているなかに、本多さんの発言もあったかと記憶しています」と解釈し、あくまで限界事例を再確認したに過ぎない(ソース:三春充希)
・報告書自体が杜撰、「認知の歪み」など主観的な批判を中心に構成されている(ソース:三春充希)
・仮に本多が失言したとしても、非公開会議の発言で「党員資格停止1年」は異常に重すぎる(安住淳の新聞批評は厳重注意、原口一博の数々の公開失言も厳重注意、梅谷守の日本酒問題ですら党員資格1ヶ月)
・立憲民主党の原点であった「熟議民主主義」や、枝野幸男の原点であった「表現の自由」といった原点を覆した
こういった所が、私自身は本多氏への処分で問題だと感じています。(岡本章子議員のように、二次元児童ポルノへの規制容認だとしても熟議主義を容認しているのであれば、この点では問題にならないと私は思う。)しかし、酒井議員が「単に表現の自由&熟議主義を軽視していたのか」、もしくは「熟議主義よりも 普通の価値観 の元に政治を行っている確信犯」なのかで、私のレポートの結論が変わってきます。酒井議員にどこまで知識があるのか、私には分からない為、このレポートを書くことに苦戦しています。(議題がデリケートな為に、憶測で書けば私がデマ発信者となってしまう)
前者であれば今後の酒井議員の思考深化に期待しますが(誰だって失敗や暴走はある)、後者であれば私は流石に三戸への応援に切り替えるしかないでしょう。(三戸に歴史修正主義や新自由主義の傾向があることは理解、それでも性志向の自由や熟議主義を守る気がない議員を応援することは三戸に妥協することより困難)
上記コメントに対して、Pontarou0608さんからコメントをいただきました。
>HRK-Unidon さん
>前者であれば今後の酒井議員の思考深化に期待しますが(誰だって失敗や暴走はある)、後者であれば私は流石に三戸への応援に切り替えるしかないでしょう。(三戸に歴史修正主義や新自由主義の傾向があることは理解、それでも性志向の自由や熟議主義を守る気がない議員を応援することは三戸に妥協することより困難)
投票先を選択する自由は最も大切なものの1つですから、HRKさんの行動に口出しすることはできません。
ただ、引用部分にあらわれた思考枠組みが成立するには、
・性志向の自由を尊重することや熟議主義を守ることから生ずる価値が、歴史修正主義や新自由主義の傾向があることから生ずる弊害を上まわること。
および
・三戸氏に性志向の自由や熟議主義を守る気があること。
が前提になると思います。
私自身は前者については、
・新自由主義は利潤追求のための迅速な意思決定と効率的な組織マネジメントを何よりも重視するため、少数意見を尊重し時間をかけた話合いを重視する熟議主義と本質的に相いれないものであって、その弊害は熟議主義そのものを破壊してしまうほどに大きくなる。また、性志向の自由などの少数者尊重も利潤追求に適うかぎりでは行われる可能性があるが、利益にならないと判断されれば切り捨てられる可能性もある。・歴史修正主義は権力者に不都合な事実の「置き換え」を認めるものであるから、事実に基づいた討論を不可能にする極めて大きな危険があり、その弊害は権力迎合的な「熟議」だけを許すというかたちで熟議主義そのものを破壊するほどに大きくなる。
・歴史修正主義は権力者の価値観を事実よりも優先してしまうものであるから、(少数者の価値観が事実よりも重要だという論証がなされないかぎり)その弊害は性志向の自由をふくむ少数者尊重の要請が蔑ろにされるほどに大きくなる可能性もある。
(熟議主義や少数者尊重の価値を論ずる余地のない状況が生まれる可能性が高い)
後者に関しては、おそらく江東区にお住いのHRK-Unidonさんの方がよく認識できる事柄であると思います。以上の分析とは別に、人間の中には一見矛盾する価値観が同時に存在することもよくあることです(また、たとえば歴史修正主義に反対する人びとが熟議主義を破壊し、少数者の価値観を蔑ろにすることも実際にはあるのかもしれません)。
下記はそれに対するUnidonさんのコメント。
> Pontarou0608さん
丁寧なご返信、誠にありがとうございます。> 歴史修正主義は権力者に不都合な事実の「置き換え」を認める
これ自体は危険なことです。ただ、この置き換えに対し反論の余地を認めるのか否かで危険度合いは大きく変わります。
反論の余地を認めない場合、全日教連のような「洗脳的歴史修正教育」を認めることになりますし、戦中の思想統制にもかなり近いものになるので、反論の余地を認めない歴史修正主義者に対して投票することはまず無いでしょう。
一方、反論の余地を認める場合、「誤った事実認識が席巻するリスク」はあるものの、「議論第一主義」が壊れる事は無いため、「私たちが熱心にその事実があった事を証明、説得する」余地があります。ある物事に対して批判的思考があることは(反権力リベラルの原点を考えた時に)大いに評価される事ですから、事実誤認に対する反論こそしますが、その思考の枠組み自体について私は不快に思いません。現状では、まだ三戸陣営への切り替えは行なっておりません。もうしばらく様子を見たいと思います。
思うのですが、ブログのコメント欄まで丁寧に見る人はそんなに多くありません(私のブログに粘着している人の中にはいるかもしれませんが)。私のメインブログも全盛期と比較するとアクセス数は非常に少なくなっています。
そんなブログのコメント欄に1万字超の論文を投稿しても、骨折り損のくたびれもうけではないかと愚考します。さすがの私も、率直に申しましてそれをブログ記事のメインに取り上げることはないでしょうし、何より1日平均1件以上の記事を公開している私のメインブログでは、本人同士しか読者はいなくなってしまうでしょう。
そこで、馬鹿の一つ覚えみたいではありますが、共用ブログを開設して、勝手ながらHRK-UnidonさんとPontarou0608さんを「編集者権限」を持つユーザーとして招待いたしますので、Unidonさんには1万字超の論文が出来上がったら弊ブログにご投稿いただき、それに対する議論を「はてなID」を開設されている方限定ではありますがコメント欄で議論していただきたいと思います。あるいはPontarou0608さんの場合は新規のブログ記事も公開可能な設定ですので新規記事の投稿も可能です。
もちろん今回の件以外にもいろいろな議題設定ができるでしょうから、『鍋ブログ』のような再分配限定ではなく、さまざまな論点に関して自由に討論できる場にできればと思います。はてなの共用ブログにはオーナー、管理者、編集者、寄稿者の4階層があって、オーナーと管理者は私が単独でやっていて編集者もあと1人だけという独裁的というか中央集権的な管理体制ですが、新しいこの共用ブログは、ブログが初めての人であっても最初から「編集者」権限を持つ方として招待し、コメントもはてなID解説者限定ではありますが承認制にはしないという方針で試行錯誤的に始めたいと思います。
どうか尻込みなさらずにご利用いただければ幸いです。
また、参加者を募集いたします。但しはてなID開設者に限りますし、ネトウヨや私に粘着する人たちは招待しません。またコメント禁止処分にする可能性があります。
以上、よろしくお願いします。
私のコメントを熟読してくださり、誠にありがとうございます。
・酒井議員が抱える東京15区(小選挙区)で、酒井vs大空の一騎打ちとなった場合の須藤票争奪戦(共産票上乗せ分は確かに大きいが、それ以上に極中道の票田が大きい地域)
・本多と寺田学議員(本多に党員資格停止1年を求めた)のそれぞれが語る「14歳と50歳」発言の経緯、旧が掲げた熟議主義の危機
・非公開会議での失言における、「党員資格停止1年」の重大さ、コロナ禍における党規律厳格化を踏まえて
・希望の党出身議員(寺田学も該当)の「2大政党制の夢」、旧立憲民主党に集った議員(山尾志桜里や高井崇志も該当)の「コロナ禍で見えた熟議主義の限界」
・誰もがデマに騙される、現代政治の問題
・「立憲表自系左派(松下玲子や山花郁夫など)」と「立憲女性保護系左派(阿部知子や岡本章子など)」の対立問題、リベラリズムとソシアルの二者択一
・酒井議員が今後とり得る議員としてのスタイルと、私の懸念
・表現の自由において考えの違いがある私が、酒井議員を応援したい理由
酒井議員と本多元議員を語る上で、沢山の論点が存在する上に、その論点1つ1つが非常にデリケートです。本多氏や寺田学議員、岡本議員らの会議出席者ですら大きな齟齬がある状況を非議員である私が語ることもおこがましいですが、現状入手できる情報を用いて何とか論述したいと思います。
まとめるまで少なくとも2〜3日かかります。